面白いけど物足りない不思議な小説。

週末。

やることがないから、お出かけするDV夫。

あれもこれも「やりたくない」といっていたら、そりゃ、やることないわ。

おかげで、何か月も週末もフル稼働のわたくし。
そろそろ限界に近い・・・。

キビシイ学校で育ったせいか、「義務」に重きを置くタイプなので
 社会人として
 親として
 妻として(一部義務履行しておりませんが)
義務は果たさねばと、頑張ってしまう。

義理の母がそういう人だった。

尽くして尽くして自らを犠牲にした人生だった。

自分みたいな人を作らないよう、育てたつもりの息子が、
父親そっくりになっていくのを寂しそうに見ていた。

ストレスで最後は疲れ果ててしまったのかもしれない・・・。

余命宣告をされたとたん、手のひらを返したように世話を焼き始めた息子に、
最後は心癒されたのだろうか・・・。

今の息子のゲスぶりを、見なくてすんでよかったのかもしれない。

もしかしたら義母がいたら、ここまで落ちぶれていなかったのかもしれない。

すくなくても、私には話し相手ができた。
(おこがましいが)同士が。

最近本当に痛切に思う。

もう少し一緒に生きていてくれればと。

同じ、働く女性であり、母であり、妻である、この理不尽な世の中に押しつぶされそうになりながらも
頑張っている一人の女性である、そんな共通項で、

きっと、もっと、いろんな話ができるようになったのではないか、と思う。

いろんな話がしたかった。

どうやって、DVを乗り切ったのか、とか(笑)。

とつらつら考えていたときに読んだ。
DVじゃあないですが、今回の小説はこれ。

エルフ皇帝の後継者 上 (創元推理文庫)
東京創元社
2016-06-30
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主人公はゴブリンとエルフの混血で、親にもうとまれ、養父には虐待され、さんざんな幼少時代を
送ったにもかかわらず、とことん善人。

これは作者の性格なんだろうか・・・。

というのも、話も全体に非常に優等生的で、面白いは面白いんだけど、
ひねりがない、というか、ひねくれた読者には、ちょっと物足りない・・・。

虐待されて育ったのに、ものすごく人間(この場合はエルフかゴブリン)ができていて、
周りもすぐ感化されて、いい人が集まってくる。
まさに正の連鎖。というお話。

かといって、主人公が嫌味なわけでもなく、本当に淡々と面白く読めるので、
まあ、それはそれでいいのですが・・・。

わたくしの、不完全燃焼の原因は大きく2点。

①世界観の描写が皆無。
  エルフだとかゴブリンだとか、いきなりふつ~に始まる。
  いまいちイメージができない。もっと世界観がわかるような描写が最初のほうに
  あったらよかったなあ・・・。
  誰が何をどういがみ合っているのか、というのもさっぱり・・・。

②ロマンス要素が皆無。
 あるのかもしれないけど、まわりくどくてわからない。
 美人歌手が最後、なにを謝っているのかも、皆目見当がつかない。
 総じてみんなその手のことに関しては、子供っぽい。
 官能シーンで埋めてほしい、ということではなく、そういうところが全くないと、
 リアリティにかけるので、①と同じで、イメージしにくいのよね・・・。
 (→けがれたオトナなのよ。わたくし。)

というところで、なんだか物足りない小説でした。

でも、面白かったデスよ。
不思議なことに。

肩透かし感はあったけど。
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